


ホブゴブリンの『耳かきボギー』
ホブゴブリンと言うのは、J・R・R・トールキンの指輪物語に出てくるホビットとゴブリンのハーフとして誕生した種族です。
ホビットゴブリンの略でホブゴブリンなんですね。
ホビットはゴブリンと違いトールキンの創作した種族で、兎の「ラビット(rabbit)」から「ホビット(Hobbit)」としたものだそうです。確かにその身体的特徴や生活様式に兎のそれを感じ取ることが出来ます。
その点を強調して、私なりの解釈ではホブゴブリンは兎のようなゴブリンです。
全身を毛に覆われ、穴を掘るので手足は土に汚れ、大き目の鼻をヒクヒクさせる。食事も菜食が中心です。
当初は特徴的な兎耳もデザインしたのですが、シルエットが某ウサビッチを髣髴とさせてしまう事もあり、この『耳かきボギー』に限り耳がないものとしました。
強引な路線変更です。
この辺りをウヤムヤにしても良かったのですが、今回は言い訳をする方向で『耳かき』という名前をつけてみました。
「耳欠き」ではなく「耳かき」と表記したのは、そのほうが柔らかい感じがするからです。
耳が無いなんて普通に捉えたらマイナスな印象でしかないものですし。
シートン動物紀の「ぎざみみうさぎ」だって「ギザ耳うさぎ」なんて表記してしまったらガッカリじゃないですか。