先月、千葉の保田漁港へ行ってきた。
「ばんや」で食事をするためだ。
「ばんや」というのは魚港にある食堂で、非常に美味くて有名なのだ。
いつもメチャクチャ賑わっていて、並ばなければ入店できない。
開店が9時半のところ、私はこの日、朝の8時過ぎから並んだ。
もちろん前日の晩から港に車を止めてスタンバイして、夜を明かすのである。
おかげで美味い飯にありつく事が出来た。
そんな保田の名物「ばんや」の目の前には板金アートの店を構えているオバチャンがいる。
オバチャンは銅やステンで魚介類のオブジェを作る作家で、活気あふれる魚港と言う場所にふさわしいエネルギッシュな人なのだ。
「ばんや」に来て、オバチャンをスルーするわけにはいかない。
私「どうもどうも、実は私は2年前にこちらに立ち寄ったことがありまして・・・」
オバチャン「ああ、そういや2年前にお前みたいな奴がきたなぁ!」
私「今日は作品も持ってます」
オバチャン「見せてみろ」
この時にオバチャンに見せたのが、先月有楽町で展示した西部劇作品であった。
どうも作品のほうはウケが宜しくないようだったが、長々と物作りの話を聞かせてもらった。
またそのうち、保田漁港には行きたいと思う。
写真は少し離れた海岸で流木集めをしていた時の写真だ。
一年経つというのに依然として残る津波の爪痕であろう。
良い流木だったが、さすがに持ち帰れるレヴェルではない。
