コックを引けばキンキンに冷えたペプシが泡を立てる、ペプシサーバーです。

ペプシマークと言うのは数年単位でデザインがマイナーチェンジすることもあるので、ミニチュアのテーマとしている年代を示唆するのに面白いかもしれません。
これは50年代のマークだから、50年代のマシーンでしょう。
黄色も大事です、昔のペプシはコマーシャルカラーに黄色を使います。
コカコーラのソーダマシンが赤色であることくらい、ペプシが黄色であることは押さえるべきところですね。

空冷のための吸気口が機械の真正面に来る優れた機能性も、当時の大らかなアメリカって感じです。

1950年代、アメリカのミシンメーカー・シンガー社が子供用におもちゃのミシンを作りました。
それがトイミシンです。
おもちゃといっても、しっかりとした重厚な作りで実用性も高く、カラフルな色もオシャレで、現在でも多くのコレクターがいます。

このミニチュアは、そんなトイミシンをイメージして作った作品です。

様々な色があるトイミシンですが、50年代ということで、ソーダマシンのような真っ赤な色にしてみました。
実際、シンガー社は当時このような色のトイミシンを発売していますし、かなりキャッチーなミニチュアになったと思います。
このモチーフは刺激的なので、また作りたいですね。

50年代アメリカの工業デザインは車のデザインに影響を受けまくっていて、ラジオもこの通り左右対称。
まるで車のボンネットかロボットの頭のようなんです。

スピーカーグリルはメッキでド派手。
最高にCOOLだね。

インジケーターがないラジオも多いんだけど、個人的にはこれがないとラジオらしくないから設けました。

この年季の入った秤は魚市場とかによくある大型の奴です。
この使い込まれた感じが好きですね。
秤もそうですけど、計器の付いたモチーフは目を引きます。
人間心理で数字や文字を表示する部分には無意識に目がいくそうなので、こういうミニチュアにも同じようなことがいえるのかもしれません。



なので、温度計も作ってみました。
写真では解像度が悪くて数字までは見えませんが、壁に飾るワンポイントとしてはビビッドな色合いもあいまって面白いかと思います。

平日の２日間だと言うのに、多くの方にご来場いただきありがとうございました。

ワークショップもおかげさまで好評でした。

また来年もこの時期の平日に共同制作展を開催されますので、お楽しみに！


次は「ａｋ-ｇａｒｄｅｎ」ですね。

1/12　ミキサー製作






日時：9/28(日)　14時～16時
場所：新宿区高田馬場2-17-4　菊月ビル地下1階 カフェ・ミヤマ　3号室
アクセス：JR高田馬場駅東口徒歩1分
定員：8名
申し込み締め切り：9月21日
参加費：2500円（材料費込み）

○内容
50年代のアメリカを髣髴とさせるレトロなミキサーを製作します。

○持ち物
デザインナイフ
紙やすり
細い筆
アクリル塗料（塗料はこちらでも用意しますが、好みの色で塗りたい方は各自で持参してください）
（追加で持ち物が必要となる場合、メールにて連絡させていただきます）


＜申し込み方法＞
endoudaiki@hotmail.comへ9月21日までに参加希望の旨をご連絡ください。
メールのタイトルは「ワークショップ申し込み」とお願いします。
確認いたしましたら折り返しご連絡いたします。
また、キャンセルする場合は9月26日までにご連絡くださいますようお願いいたします。


遠藤大樹
endoudaiki@hotmail.com
080-5670-9834

http://endoudaiki.blog44.fc2.com/

9月28日、都内で「1/12　ミキサー」を作るワークショップを開催します。

ミキサー以外にも同じキッチン周りに関するミニチュアを何点か作る予定です。
近日中により具体的な告知いたしますんで、興味のある方はendoudaiki@hotmail.comまでお問い合わせください。

フェイクスイーツの角砂糖。

サイコロ状にした木材を白く塗って、そこに模型用の白い砂を塗しただけのお手軽作品。